“人を育む場所としての黒川温泉”

黒川温泉は、観光業界の大量生産・大量消費という産業構造から可能なかぎり脱却し、黒川をとりまく貴重な地域資源(地熱、水・川、森林、草原、田畑等)を最適な規模で“循環”させ、環境負荷を軽減しながら旅館経営および温泉地づくりを推進しています。

そうしたこの地域にある上質な里山の魅力を次の世代にしっかりと継承しながら、お客様はもちろん黒川温泉で働く人たちにとっても魅力的な場所であるために。
私たちは、旅館・地域・人それぞれの想いを一つに新たな関係性(循環)の醸成に積極的に取り組んでいきます。

テーマは、「地域同期」

各旅館での教育・研修だけでなく、黒川温泉に同時期に入社した社員・スタッフを旅館を超えた“同期入社”とみなして、黒川温泉合同入社式から、新人合同研修、次世代リーダー育成研修『黒川塾』、里山の地域文化を学ぶ『里山研修』まで、知見を深める様々な研修を行っていきます。

黒川温泉で働く従業員・スタッフにとって、この環境が単に働くだけの場所ではなく、自分と向き合い内省する、キャリアをしっかり築く、地域文化の本質を理解する、豊かに暮らし働く。
そうした“人として成長する場所”としても魅力的に感じてもらえるよう、地域とともに取り組みを進めていきます。

このサイトでは、個性豊かな黒川温泉各旅館の魅力や特徴、経営者・働く人の想い、地域文化をありのままにお伝えしています。あなたが黒川温泉で働き、暮らし、自分のキャリアを築いていくイメージをつかんでもらえると幸いです。

黒川温泉で働くこと

とてもシンプルに言えば、“旅館業”はお客様に食事とお風呂を提供し、部屋にお泊まりいただくというお仕事です。
シンプルではあるのですが、お客様の心情を見極めながら、お迎えをし、お部屋へご案内し、お食事の準備をし、提供し、といった、多様な場面でお客様に満足いただくための「総合的な人間力」と「チーム力」が大切になってきます。

旅館業は、接客をはじめ、“総合力”に繋がる幅広い経験を積むことができ、それはきっと、あなたのこれから続いていくキャリアにおいて大きな強みにつながります。

また、黒川温泉では、旅館で働くことはもちろん、温泉街や地域全体の視点を持って活躍できる人材も求めています。旅館と温泉地、互いの相乗効果が生まれて初めて地域は発展すると考えています。

「世界が認める、里山の魅力あふれる温泉地へ」

幅広い機会とチャンスが存在する黒川温泉だからこそ、やりがいは無限にあります。
黒川温泉のビジョンに共感していただける方々と、共に働けることを願っています。

黒川温泉の“循環”イメージ

黒川温泉のある南小国町は、豊富な水と美しい自然に囲まれた人口約4000人の里山の町です。この地にある価値資源とそれらを構成する“循環”のメカニズムには、限りない可能性があります。

資源の循環
野焼き後に芽吹いた草原を食んで育ったあか牛を旅館で提供し、食品の残渣は堆肥にして野菜を育てまた旅館で提供する。小国杉の間伐材は入湯手形に変え、露天風呂の通行券にするなど、この地には環境負荷をかけない資源の循環があります。
文化の循環
江戸時代の中期から黒川温泉では、大地から地熱と水の恵みを受けとり、旅人を温泉で癒して送り出し、再びこの地を訪れてもらうという循環が脈々と続いています。こうした人の循環を生む役割は昔と変わらず黒川温泉の文化です。
知の循環
この地にある多くの“資源”や“文化”の循環を、研修や勉強会などを通じて地元の方々やステークホルダーから学び体感することで、地元民から旅館スタッフへ、先輩から後輩へ、そしてお客様へと、知の循環が形作られています。

黒川温泉 公式コンセプトブック

黒川温泉の歴史や、さまざまな取り組みについてご紹介しています。ぜひダウンロードしてご覧ください。

エントリー ENTRY

皆様にお会いできることを、心より楽しみにしています。