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黒川温泉採用情報

2021.08.09

令和3年度 「黒川塾」第2講

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今回は7月14日に実施した、黒川温泉・次世代リーダー育成プログラム『黒川塾』第2講の様子をご紹介します。

(参考・『黒川塾』第1講

第2講のテーマは「黒川温泉の食と循環の取り組みを知る」です。

 

近年、黒川温泉では、各旅館から出た残渣などから完熟堆肥を作り、それを用いた美味しい野菜をこの地域で生産する『黒川温泉一帯地域コンポストプロジェクト』や、地元畜産農家と連携して、南⼩国町産のあか⽜を中心としたこの地域の⽣態系を未来に繋ぐ『つぐもプロジェクト』など、様々な資源循環の活動を進めています。

旅館組合の事業に携わる者はこれらの取り組みを大なり小なり知っていますが、お客様をおもてなしする各旅館のスタッフたちにも、黒川温泉で働く者として、黒川温泉がどのようなことを行っているのか関心を持ってほしい。

今回は、黒川温泉の食と資源循環のプロジェクトに携わる方々にお越しいただき、黒川塾の参加者に向けて、プロジェクトの内容をレクチャーいただきました。

第2講の研修をリードしてくださったのが、黒川温泉旅館組合・事業部長の北里有紀さん(御客屋旅館)。

 

 

北里部長は、旅館組合の代表理事を経て、現在は黒川温泉の新規事業を管轄する事業部長として、黒川温泉の様々な新しい取り組みを牽引してこられました。

そして、北里部長をサポートしながらこれらの取り組みを進めてきた、黒川温泉旅館組合・事務局長の北山元氏から、午前の座学のスタートとして黒川温泉の資源循環に関する総論を。

「資源循環」や地域の持続可能性というテーマは、難しい話のように聞こえますが、これからの時代を生きていく次世代リーダー達にとっては、この機会にしっかり学んでおきたい大切なことです。

 

 

加えて、黒川温泉のある南小国町の食や農業の特徴を理解するために、株式会社SMO南小国で「食と場づくり」のコーディネーターとして活動している徳丸ひかり氏から説明を。

皆、熱心に配られた資料やノートにメモを取っていました。

 

 

続いて、完熟堆肥・あか牛(つぐもプロジェクト)に関する具体的な取り組みの内容を、御客屋旅館の農業部門担当・畠山茂さん、つぐもプロジェクトをはじめ、南小国町の様々なプロジェクトに携わっていらっしゃる畜産農家の佐藤勝明さんからお話しいただきました。

午前中は、黒川温泉の資源循環に携わる方々5名からのレクチャー。
内容の濃い、充実した時間です。

 

 

 

 

座学研修を終えた後は、昼食を。

昼食時には、北里部長の心遣いで、完熟堆肥を使用して育てた野菜のサラダ・あか牛のローストビーフを試食することに。

“黒川温泉一旅館”のスローガンが示すように、自社のスタッフだけではなく、地域全体の学びのために尽力してくださるというのは、とても素敵なことだと。

黒川塾史上、最高の昼ごはんになりました!

 

 

午後は、午前中の学びをさらに深めるためのフィールドワーク。

あか牛(つぐもプロジェクト)に関するレクチャーは、午前中にも登壇いただいた佐藤勝明さんに担当いただきました。

 

黒川温泉からマイクロバスで10分ほど久住方面に向かったところに、佐藤さんの牧場があります。

そこには、阿蘇らしい草原の景色が広がっていましたが、肝心なあか牛が…

佐藤さんが草原に向かって声をかけると、なんと牛が歩いてきて、我々の近くに集まってきます。

 

 

 

 

我々もこの地域で働いているため、もちろん「あか牛」の“存在”は知っています。
ですが、やはり実際のあか牛は、今回初めて見るスタッフがほとんどでした。

あか牛がどのようなものなのか、どのように飼育されているのか。
やはり、一見にしかずです。

佐藤さんから説明があった後、あか牛に対する理解を深めるためにスタッフ達から様々な質問が。

 

私としては、今後あか牛が黒川温泉で広く展開していったときに、どのようにお客様に説明すればよいのか視点で、元気に草を食べている彼らを前に、調理法やら、餌と肉質との関係などを質問してしまい…

なんか、申し訳ない気が(苦笑)

 

 

 

 

次に訪れたのが、南小国町のお隣、小国町にある御客屋旅館さんの農園です。
ここではまた、午前中の座学でも登壇いただいた畠山茂さんからお話を伺いました。

御客屋旅館さんでは、この完熟堆肥や良質な肥料などを用いて、料理場と連携をしながら、畑で採れたての季節野菜を使った会席料理をお客様にお出ししています。

そのスローガンは、『半農半宿』。

黒川温泉の“里山の温泉地”としてのルーツに立ち返り、その恵みを良質なサービスとして提供する。
黒川温泉内でも、一歩進んだ取り組みを行なっています。

 

2つ目の写真にあるのが、完熟堆肥です。

この完熟堆肥は、黒川温泉の20km圏内にある資材(旅館の残渣、落ち葉、もみ殻、米ぬか、赤土)を活用して作られており、良質な堆肥として今黒川温泉内外から注目を集めています。

しっかりと熟成された堆肥は香ばしい香りがし、その成分により大変美味しい野菜が育つとのこと。

また、小国郷の気候は少量多品目の生産に適しており、この農場ではスーパーマーケットなどでは見かけないものなど、様々な野菜が作られていました。

そして、この農場の担当者として取り組む畠山さんの姿も、本当に素敵でした。

 

 

 

最後に、研修担当者として。

今回は「食と資源循環」をテーマに、黒川温泉でどのような取り組みが行われているのかを知るという内容でした。

黒川塾で私が意識しているのは、参加している次世代リーダー達には、リーダーとしての自覚とともに「マーケティング感覚」を身につけてほしいと思っています。

この研修をきっかけに、自身で情報を得るために動き、お客様にとって何が“価値”なのかを考えながら、日々の業務に努めてもらいたいと。

 

このように黒川塾では、フロント・仲居といった日常業務のスキルだけではなく、社会人として必要な様々な学びを提供していきたいと考えています。

「これからの時代に必要な、多様なスキルを身につけるために、私も黒川温泉で働きたい!」

そんな気持ちで、黒川温泉を働き・暮らす場所として選んでくれる方が、今後さらに増えていくことを期待して。

 

次回の第3講では、「日本仕事百貨」でライターとして、その他、様々なプロジェクトで活躍されている中嶋希実さんをお招きしてのライティングの講義です。

私も“自身が学ぶスタンス”で、この機会を楽しみたいと思っています。

 

(ライティング/『MAEDA LD OFFICE』前田 優)
(撮影/下村 司)

 

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皆様にお会いできることを、心より楽しみにしています。