茶のこ

2018.09.30 / 食べる

by 北里晃子

（黒川温泉街から車で10分）

南小国町役場の近くにある「茶のこ」は、おしゃれなご夫婦が仲良くお店をされている。木々に囲まれた森の中にあるようなナチュラルでおしゃれな雰囲気の店内。

お店の入り口に飾ってあるかわいらしいカラフルなフラッグや、

かわいらしい文字の看板看板が、店内に入る前からおしゃれなお店をイメージすることができる。

手書きの看板「tea room 茶のこ」のかわいらしい字のローマ字部分「tea room」はご主人が、漢字とひらがなの「茶のこ」の文字は松崎さんの奥様の手書き。あえて手書きの看板は、気軽に入りやすい雰囲気や、あたたかさ、親近感を感じさせる。

この看板もイメージチェンジでローマ字表記の「CHANOKO」にリニューアルされたとのこと。新しい看板もお楽しみに。

店内に入ると、思わず「かわいい～！」と独り言を言ってしまうほど、おしゃれでかわいらしい雑貨がずらり。店内の雑貨はお気軽にお買い求めいただけるようにと、リーズナブルなものが取り揃えてある。

あまりのかわいい店内に、喫茶店にきたのにずっと店内うろうろ・・・（笑）早く椅子に座って注文したら？と突っ込まれそうな・・・。喫茶と雑貨だけでなく、持ち帰り用のケーキ（ガナッシュケーキ、クリームチーズケーキ等）や紅茶やお茶なども販売。

オーナーの松崎猛（まつざきたけし）さんは、元雑誌を制作するお仕事をされていたそうで、趣味はカメラと自転車で、サイクリング仲間もたくさん！玄関の松崎さんのマウンテンバイクもおしゃれな演出のひとつに。

入り口には自転車でお越しのお客様のために、茶のこの名前入りの「オリジナルサイクルラック」もご用意。松崎さんは自転車を始められて約10年目とのこと。年に数回サイクリングイベントも行っている。ご興味のある方は、松崎さんのintsagramやFacebookをチェック♪

Facebookページ / Tea room茶のこ
Instagram / chanoko_aso　

ロードバイク用Instagramアカウント / t_chanoko

「茶のこ」では、オープンから約7年間、お茶や紅茶のみを出し続けたというのが松崎さんのこだわりだったそう。『僕は紅茶が好きでコーヒーは飲まなかった。お茶の香りを楽しんでもらいたいとの願いから店内は禁煙。さらに、コーヒーがメニューにない喫茶店。そんなカフェはここにしかないかもしれない』と笑いながらお話される。確かに・・・。

しかし、音楽イベントが「茶のこ」で開催されたときに、コーヒーを出してみると、「茶のこ」でコーヒーが飲みたいとのリクエストが。その後ようやくメニューに珈琲が登場したとのこと。お食事前に出てくるお茶は霧島産の無農薬の「ほうじ茶」。ほうじ茶は飲むとなぜかほっと心が落ち着く。こちらのお茶は売店でも販売。（100g・580円）

変わらぬ看板メニュー「茶のこのお昼ごはん」として阿蘇外輪山の麓で育った「肥後黒豚のハヤシライス」と、九州産の「若鶏の南蛮風ご飯」。どちらも本当に美味しい。長年メニューは変わらなくてもこれをあえて食べたくて何度も行く。

特に私は、「若鶏の南蛮風ご飯」が大好物！

自分では絶対に真似できない秘伝の特製ネギソースが甘くてさくさくの若鶏の唐揚げによく合う。「ハヤシライス」は長時間煮込まれた豚肉はとても柔らかく、なめらかな味のハヤシライス。

デザートに出てくるコクのある小国ジャージー牛乳を使った「自家製杏仁豆腐」はなめらかな口あたりとほどよい甘さ。

過去に日経新聞に掲載され、常陸宮妃殿下もお召し上がりになられたというこの「自家製杏仁豆腐」は、松崎さんももうこれ以上作るのはもう飽きた・・・というほど1日17時間も作り続け、寝る時間もないほど（笑）

大ヒットデザートとなった。持ち帰り用の杏仁豆腐の販売は事前予約のみ受付とのこと（要予約）他にも、定番デザートとなった「抹茶クリームの和づくしパフェ」（850円税別）は、八女星野村産の抹茶で作った抹茶クリームに、純生クリームで作った自家製のバニラアイス、白玉団子、わらび餅、玉露のゼリーに黒蜜ソース添え。

甘味好きの方にはたまらない！私もこのパフェを注文。あっという間にぺろり。至福のひとときを味わうことができる。また、秋限定の「マロンパフェ」900円税別も気になる・・・。（秋期限定11月末まで）

売店には他にも、自宅でも美味しいお茶をお楽しみいただけるようにと、ほうじ茶、抹茶、煎茶、抹茶オレ、紅茶などを販売。ホールケーキもご予約のみ承っているとのこと。キャラクターのケーキもリクエストにお応えしてくださるそうなので要相談！一人でも気軽に入ることができるお店、和のスタイルをおしゃれにお楽しむことができるおすすめのカフェだ。