令和3年度「黒川塾」第4講



【人材】

第4講は「マイ・プロジェクト起案」です。

今まで受講してきた講習を受けての学びや、実際に現場で経験した事、感じたことを、マイプロジェクトとして各個人が事前に持ち寄りブラッシュアップしていく時間となりました。

話し合いの前に、今回のマイプロジェクトをリーダーとしてだけでなく、今後の自分のキャリア形成に役立てつつ、この企画を通してお客様に旅館に何の価値をもたらしたいと自分が思うか、自分のキャリアを考える視点で個々で考えて欲しいと言う事で、キャリア形成、教育のスペシャルゲストとしてPwc合同会社『藤崎 雅高』さんをゲストに
・観光人材の確保、育成の重要性について
・歩む方向性を決めるキャリアの軸
・キャリアを歩みながら成長できる2つの機会 のテーマで、お話を聞くことが出来ました。



戦略的につかみとった機会(自発的機会)だけでなく、思いがけない機会(偶発的機会)も大切にして、あらゆる機会を機に自分の能力や可能性を広げる。
結びには、この黒川塾も自分の成長の機会として、またあらゆる機会を大切にしてキャリアを歩んで頂きたいと思います。
と励ましの言葉を頂きました。

その後は前田さんより、キャリアの組み立て無くして夢の実現は不可能であり、
自分自身が考え検証し、小さな成功(失敗)体験をして欲しい。

他方で、キャリアを自分自身で創っていく感覚をつかんでほしい。
黒川塾ではマイプロジェクトとして、これらを感じ、得て欲しい。

決して失敗は失敗ではなく”部分的成功”である。

チャレンジしたからこそ得られる失敗を成功につなげて欲しいと熱い思いでこの後のマイプロジェクトに向けて受講生たちに励ましの言葉を送っていました。



午後は主に「マイ・プロジェクト」プランを、コーディネーターや各旅館経営者のサポートや助言を受けな
がら、
フリータイムでブラッシュアップしていく作業を行いました。



終わりには一言ずつ受講生から感想をもらい、

「仕上げてきていたつもりだったんですが、たくさんの人に意見をもらいもう少し考えたいとおもいました。」
「こういうのもいいな。というのもあったので、まあいっかにならずに帰って考えたいと思います」
「一番目に付くタイトルに力を入れていて、みんなに良かったと言ってもらえて良かったです。」
「大枠だけですが、出来たので自分のチャレンジをしっかりやっていきたいと思います。」
「自分のも形はあったんですが、発表やスライドにすると難しいなと思いましたが、
いろんな人に見てもらって、当日まで何をすればよいか分かったので最後みんなで成功できるように頑張りたいと思います。」

と皆さん前向きに積極的な姿勢を見ることも出来ました。

Pwc藤崎さん、林さんより
「皆さんすごく贅沢な経験をされているなと思います。このプロジェクトでひと悶着、ふた悶着ある中で軌道修正しながらも
自分の決めたことを進めていけるように頑張って頂ければと思います。」
「具体的な課題をもっていて、それを解決するための案をきちんと持っておられておどろきました。」

今日の時間で固めた案をさらに煮詰めて、2月の最終講で各旅館のリーダーによるプロジェクトの発表を予定しています!

 

(ライティング/研修部 二子石千枝)
(撮影/北山 元)

by 前田 優